2020年度の第5回筑後川ブランド大会は、昨今の状況を受け、「withコロナ」に対応した大会となっております。これからの時代を見据えた、新しい形での「事業者×大学生」のコラボレーションによる「地域づくり」の取り組みです。
このページでは、今大会にノミネートされた31商品を紹介しています。各商品について1分程度で紹介したPR動画も掲載しておりますので、ぜひじっくりとご覧いただき、気に入った商品、応援してみたい商品を1つ選んで投票をお願いいたします。
コロナ禍のみならず、この流域は、毎年のように自然災害の影響も受けています。流域を再興し・発展させていくためには、多くの人々の力が必要です。筑後川ブランド大会における皆様からの「投票」は、流域の「モノづくり」を継続させ、文化や環境を維持させていくことにつながります。
どうぞよろしくお願いいたします!
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筑後川・矢部川流域は、上流部の高原型の野菜、上・中流部の梨や柿、ぶどう等の果実、筑紫平野部の多種多様な野菜、流域広範囲でみられる稲・麦、これらの一部を粗飼料としておこなわれてきた畜産も含めて、九州の一大農業地域を形成している。また、素材の味を大切にした技術で、さまざまな加工食品も生み出されている。今回は、こうした地域特性を活かしつつ、時代に合った新たなテイストを提供する、10の食品がノミネートされた。
豊かな水の恩恵を受け、様々な農作物が生産されてきた筑後川・矢部川流域は、日本酒や焼酎、さらには、全国的に知られる八女茶など、多種多様な飲料が生み出され、人々に癒しと楽しみを与えてきた。今回、新設された「飲料」部門には、美味しさの追求に加えて、美や健康へのニーズに応えたり、市場に出せずに廃棄されていた農産物、耕作放棄地に導入した作物を活用したりといった地域課題解決を目指すものなど、5つの商品がノミネートされた。
筑後川・矢部川流域では、人々の暮らしのなかで使われるさまざまな製品も作られてきた。近年では、古くからこの流域で生産されてきたものに新たな使い道を見い出したり、通常は廃棄されてしまうようなものを活用するなど、地域課題に向き合いながら、時代のニーズに合った商品を開発する動きも目覚ましい。今回は、伝統技術や新しいアイデアによって生み出された、私たちの日々の暮らしをより豊かにしてくれる、7つの商品がノミネートされた。
旧久留米藩の地域で盛んに製造されてきた綿織物、久留米絣。その技法は国の重要無形文化財、伝統工芸品に指定されている。また、筑後川上流の木材産地・日田から筑後川を下ってくる木材の集積地となった下流の大川は「家具のまち」として栄え、世界に誇れる家具・建具の伝統技術・技法が受け継がれてきた。今回、この部門でノミネートされた9商品は、いずれも、時代の流れとともに変化してきた私たちの生活のなかで、流域の伝統文化を身近に感じることができる、今を生きる工芸品である。